手軽にできるキュウリの低支柱栽培                              板木技術事務所●板木利隆             
キュウリは育ちが早い代表的な野菜で、最盛期にはつる先が一日に7〜10cmも伸びます。子づる、孫づるも伸びるため、通常の支柱立て栽培では誘引や摘しんなどに大変入念な管理を必要とします。2〜3日も方っておくとつるが垂れ、風で折れたりすることもしばしばあります。
 そこで、手入れが苦手でなかなか上手に育てられない方にお勧めしたいのが、この低支柱栽培です。
 通常の支柱立て栽培が、2m内外の長い支柱材を用いて1.5mぐらいの高い位置で交差させて支柱作りをするのに対し、1.5m内外の短い支柱で、地上1mぐらいの位置で交差させた支柱を作ります。それに、図のように横に2〜3段のプラステックテープ(ポリひもなど)を支柱に巻いて止め、たるみなく張っておきます。
 苗を植えつけ、勢いづいてきたら、下方の4〜5節から出た小づるは摘除し、そのあと親づるは支柱上方以上に伸びたら反対側に下垂させます。子づる、孫づるが伸びて垂れ下がってきたら適宜横張りのテープにかけていきます。子づる、孫づるが伸びて地面につくほどになったら先を摘み、込みすぎたら老化葉や病葉などを逐次摘除します。果実は主に合掌の内側に実りますから、収穫のとき取り残さないよう注意してください。
 この方法なら風で倒れにくく、乾燥にもよく耐え、案外よい果実を長期間収穫することができます。ただし、畑の場所によっては葉が込みすぎ、中が蒸れる欠点が現れることもあるため、お勧めできません。

 

宿根草を植えてみよう                                    ●早川 京子

   季節の自然条件に応じて花を咲かせ、一年草とは違う味わいを提供してくれる宿根草を植えてみましょう。
 宿根草は、一度植えつければ3〜4年はそのままにしておけて、一年草のように毎年、植えつけなくてよいので、手間が省けます。また、一度植えれば特別な手立てをしない限り、季節になれば、宿根草の都合で咲いてくれるので、人の感覚では分からない季節の移り変わりを敏感に知らせてくれる、ありがたい存在です。
 宿根草の株分け、植えつけに適した時期は春と秋がありますが、春は、芽が動き出す前の3月から4月にかけての時期が適期になります。ガーベラ、キキョウ、クサキョウチクトウ(オイランソウ)、トリトマなどは、多くの地域で春が適期です。芽の動きだしが早いサクラソウは2月の下旬から3月が適期です。
 植えつける場所は、耕して土を砕き腐葉土など有機物と肥料を入れておきます。株分けは、1株に2,3芽をつけて行います。株間はやや空け、根を広げて植えつけます。
 暖かい地方では3月から、春まき草花の種まき時期になります。どの地方にも、「ソメイヨシノの開花ごろ」を目安にするといいでしょう。春はだんだん暖かくなっていきますので、秋まきほど、種まき適期を気にすることはありません。
 でも、花は早く見たいものです。霜の心配のない所では、室内など暖かい場所で、種をまき、外が暖かくなったらすぐに苗の状態で植えつけるようにすれば、少々寒い時期でも種まきの作業をすることができます。球根草花の場合も同じです。





 

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