新システムで低コスト安定出荷に自身
 
 

19才で就農し、トマトづくりに励む直人さん。2006年から「袋培地栽培システム」を導入。低コスト型のハウスを建設し、新たなトマト栽培に踏み出しました。
 「袋培地栽培システム」は、栽培用の土を入れた袋に4株ずつ苗を植え、水分、液肥を点滴で与えて自動で管理します。液肥の無駄を防いで費用を削減でき、システム導入前の土耕栽培に比べて大玉で秀品率の高いトマトを生産できるようになったと言います。
 液肥や水やりがスイッチ一つで細かく管理できる反面、わずかな差でもトマトの味に反映されるため、いかに調整していくか、難しさを実感する日々です。また昨年の猛暑では、肥大できずに熟れてしまったり、裂果ができたりといった影響が出て、異常気象が繰り返される中、品質を保つ対策に努めることも今後の課題です。作業は両親と行いますが、ハウスの管理を任されているため、満足のいく果実が実ったときは、やはりやりがいを感じるという直人さん。「大きな玉が付いて収穫するときはうれしいですね」と笑みもこぼれます。
新システムによる出荷も軌道に乗り、「JA出荷と併せて、糖度を高くして付加価値を付けられるようなトマトの出荷ができればいいですね」と思いも温めつつあります。
 繰り返す作業の中で、収穫の喜びに触れながら、直人さんのトマトづくりを進めていけたらいいですね。

 

いしい なおと        
石井 直人 さん(23才)

吉井町吉井支店管内・能楽

トマト部会に所属。3300平方メートルのハウスに「袋培地栽培システム」でトマトを栽培。システムの開発地である愛知県には、たびたび足を運んで勉強を重ねました。

出荷は9月末から7月初めまで。今は収穫のほかに、摘果や、幹の安定性を保つための巻きつけの作業があります。摘果を行う直人さん。

栽培用の土を入れた袋に4株ずつを植えて栽培する「袋培地栽培システム」。


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